2016年7月「破」


破綻を/内包して/そこからの響きを/やわらかな微笑みとして/佇むひと:南野薔子 破片だからこその/鋭い煌きに/見とれるの/触れては/いけないの:南野薔子 夏の光/百日紅の/花のふちで/ちいさく砕けて/散乱する:南野薔子
障壁ぐらい/蹴破る勢いで/ほら/会いにきて/抱きにきて:稲本英 論破したげる/その曖昧な博愛精神も/あの歪んだ改革願望も/どの世界に生きて/あなたは不満を募らせているの:稲本英 そんな約束は/はやく破って/私が/悪者で/いられるうちに:稲本英
あの日/飛ばした/紙飛行機/確かに儚げに/途を描く:秋月永遠 何が大切なのか/ずっと/問い続けてきた/答えのしっぽが/やっと見えた:秋月永遠 パキン/心の/割れる/音が/した:秋月永遠
破滅型/遺伝子からの/命令だ/胎内から/壊れるように愛してゆけ:素音