2013年4〜6月「光」


光に/洗われ/瀬戸内の/波は/穏やか:稲本英 波頭の煌めきは/刃(やいば)の/其れ/玄界灘の/勇ましさよ:稲本英 思い出すのは/父との散歩/西陽に/やわらかく染まる/周防灘:稲本英
そっちじゃないよ/こっちだよ…/まるで道標のように/射していたのに/その路を歩けなかった:秋月永遠 富士山の頂上で/輝いていた/一粒石のダイヤは/雅な/ティアラになりました:秋月永遠 雲の隙間から/幾度となくあった/あなたからの合図/今はもう/感じない:秋月永遠
月を浴びて/彷徨いすぎた二人/もはや/帰り道は/見つけ出せない 湖面のきらめきを/見つめている/追憶が/小舟となって/浮かんでいるような 夏はじめの夜空高く/冠座/その小さな環を/君の頭上に/そっと載せてみたい:南野薔子