2006年7〜9月「夏〜秋」


へんな果物を/搾った/ジュース/三十路の/涙:鳴川裕将 青空に/呼吸を/奪われて/ほんとは許しあえる/はずなんだね:鳴川裕将 ひと風/ふくたびに/染めていく/インディゴの/空:白夜
苦い涙を飲み込んだ/まあるい/お月さまだけが/見ていた/本当の気持ち:秋月永遠 波打つように/押し寄せて/なぜか/切ない/夏の歌:秋月永遠 さらさらと/こぼれ落ちる/砂のよう/すくい切れなかった/君の想い:秋月永遠
天辺へと導いた/その手/離れても/弱気な雛を/あたためている:稲本英 汐風をふくんで/町に響く/鉦の音/私の鼓動が/かきたてられる:稲本英 空が割れる/音が/する/血のように/火華は滴る:稲本英
夏にはじまった恋が/秋に終わるなんて/そんな/バカな!?/ことも思い出になる:素音 島の/やさしい/時間が/流れる/のんびり生きたいね:素音 いっしょに行くと別れるという/ジンクスがあった/花火大会/あの夏大好きだった彼は/近ごろ結婚したらしい:素音
花野 という/言葉を/思い浮かべると/去りゆく人の背中と/風と:南野薔子 露草の/しずかな/あざやかさが/初秋の朝を/ふちどる:南野薔子 蕗の上の/羽黒蜻蛉/何処かから来たのではなく/其処に/あらわれたのだ:南野薔子